2012年8月9日木曜日

超特大ジャンボ59重ナンプレ

超難問ナンプレ&頭脳全開数理パズル 隔月刊9・10月号 定価580円 学研P発行が8月2日に発売された。

ナンプレ爺さんは、ロンドン・オリンピック観戦のため、ひさかた振りの59連には興味を示さなかった。隔月というと前回は6月2日で一回抜けたことになる。

今回の59連は、前々回と同じく基本技だけで解けるもので、根気と集中力が勝負である。インプットに約2時間、見直しに1時間かかった。2か所間違っていた。計算時間は114分かかった。

説明のために、59個のノーマル・ナンプレに次のようにナンバリングを行い、まずはこの順番で計算を行った。



解答枠は、左下の40,53,54に三か所あり、その部分は次のようになっている。



また、あと三か所は、右下の46,58,59に集中しており次のようになる。



解答は、これらの6か所の数字を足し合わせた 「46」 ということになります。

2012年4月9日月曜日

超特大ジャンボ59重ナンプレ 解答

桜の花も膨らみ始めたある日爺さんがやってきた。
「59重ナンプレ持ってきたぞ」
見ると、「超難問ナンプレ&頭脳全開数理パズル 2012年5・6月号」 学研4月2日発行のおなじみのパズル雑誌であった。まだ何も手をつけていないまっさらのものだ。
「とりあえず買ってきたが、先にやってくれ。」
「でも、これインプットしやすいように六つ切りに切りますよ」
「ああいいよ」

という訳で、59重ナンプレの前にやったテンプレートを使ってインプットをはじめた。一つ切りをインプットするのに約15分、全部で90分かかった。見直すと3か所数字が抜けていた。

早速、PCソフトにかけた。空白セルが2737個もあった。基本技だけの「Only BRCM」という Stratage version でやってみた。おそらくこれで解けるだろうと確信があった。解き順は左上から横に流れるように 9×9 ナンプレの numbering をおこなった。最初のあたりはなかなか埋まらない。

1・・12個、2・・・15個、3・・・7個、といった具合で、 7・・・29個、 20・・・49個 と続く。59番からもどり4順してやっと final answer に達した。時間にして 208.6 minもかかった。( 7は一段目右端のノーマルナンプレ、20は三段目のものである。


解答
  二重枠のセルに入る数字は、以下の通りである。
 
  ①  ( 4, 6) = 2
     ②    ( 28, 16) = 5
  ③   ( 4, 25) = 8
  ④   ( 19, 41) = 7
  ⑤   ( 3, 54) = 1
  ⑥   ( 31, 42) = 5
  ⑦   ( 55, 42) = 5
  ⑧   ( 32, 66) = 4

    座標は左上端のマスを ( 1, 1) として、 ( i, j)  で表している


     合計は、     2 + 5 + 8 + 7 + 1 + 5 + 5 + 4 =  37

2012年3月19日月曜日

悪魔の証明:16ヒントの数独は存在しない。

久しぶりに爺さんがやってきた。

「実は、人間ドックに入ったら、出るわ、出るわ悪いとこばっかりで生きているのが不思議なくらいだよ」
「私もこの間、バリュームを飲みましたよ」
「バリュームなんて最近は飲む量も少ないし、味も良くなったしね。わしも40歳から毎年30年近く飲んできたけど、初めはね。大ジョッキ一杯くらいあったかな。それを一気飲みだ!」
「今はヨーグルト見たいに、イチゴ味とかバニラとか・・おかわりする人もいるとか・・」

「まさかとは思うけど・・ 内視鏡も小さくなったけど、まだ駄目な人がいるね。わしも最初は嫌だったけど、コツを覚えると何でもないようになった。」

「コツってあるんですか?」
「何をするにもコツはあるよ。ただ、これは人から教えられただけでは自分のものにはならない。敷衍している知識をもとに、自分流にあったものを探さなければならない。」
「何だか難しそうですね・・・」

 「ところで、数独の話だけど、唯一解を持つ最小ヒント数(表出数)は 17であるって、Gary McGuire というアイルランド人の数学者が証明したんだって。」
 「そういえば、むかし McGuire Sisters という歌手がいてね。えーと、黒人だったかなー?」
 「それで、理系への数学四月号にかいてあるんだけど、その方法というのが、16のヒント数の数独の配置が存在しないということを「虱潰しに」しらべるアルゴリズムを開発したのだそうですよ。それを使って証明したという・・・・」

「悪魔の証明というのがあってね。{宇宙人は存在する}の証明は可能であるが、「宇宙人なんかいない」という証明は不可能であるというんだ。たまたま地球にきた宇宙人を捕まえれば、(もちろん出来ればの話であるが){宇宙人は存在する}ことは理論上は簡単に証明できるわけだが、{存在しない}ことの証明は全宇宙をそれこそ「しらみつぶしに」探しまわらなければならない。」

 「将棋ソフトボンクラーズは、1秒間に1800万手を読むというじゃないですか? 京コンピューターの次は「亥ガイ」「ジョ」「穣ジョウ」「溝コウ」「燗カン」「正」「載」「極」「恒河沙」「阿僧祇」 那由多コンピューターの時代はすぐきますよ。まさに、コンピュータが悪魔の証明をするんですね。」
 
 「コンピューターは悪魔というわけじゃな。わしゃそんな気がしてたよ。59連パロラマナンプレなんてちっちゃいものよ。でも文明の利器は進んでも、文化はすぐには変わるわけではないから・・」












2012年2月26日日曜日

ナンプレ戯れ歌


 川柳の師匠である爺さんがやってきた。
「近頃、59葉パノラマナンプレというのが見かけなくなったな。」
「そうですかね。難問ナンプレの雑誌とかはよくありますがね・・・」
「それが、閉じ込み付録のようなのがないんだ。ちっちゃいのならあるんだけどね。」
「なぜでしょう?」
「時間がかかるだけで、易しすぎるので、人気がないんかな。」
「ちっちゃいのでもやってみたら、どうですか?」
 あまり乗り気ではなさそうだ。

 ところで、数独戯れ歌というのを作ったんですけど・・

数独の戯れ歌

  ルールを習う幼稚園
  ニコリと解けて小学生
  パターン美見えて中学生
  難問挑戦 高校生
  作問に凝りだす大学生
  友、ブログに集う卒業生
                           http://blogs.yahoo.co.jp/nko_matsu/1392946.html 
 爺さんの評:
 「ニコリと解けて」のところ 「解けてニッコリ」とする。この方が数独のニコリ社との関わりがよく伝わり、達成観も込められる。。その次「中学生ではまだ、パターン美は見えんだろう。」「難問挑戦中学生とする。」「次がパターン美見えて高校生だが、パターン美より、「見た目に拘る高校生」とすると余裕が感じられるとおもうんじゃが・・・」「それとも原題の「景色が見えて」に近いのが、「構図とかデザインとか・・・ 模様とかだが、やっぱりわかりやすいのが見た目かな?」
 あと、「手筋をこねる修士生」とか「競技にはばたく博士生」とか追加しても面白い。最後は、
「ああ、数独マニア誕生卒業生」ぐらいではどうかね。

「最後のフレーズ、語呂が悪いですけど・・・」
「 じゃ、数独を取ろう」
 以上まとめると、爺さんの添削結果、
    ルールを習う幼稚園
    解けてニッコリ小学生
    難問挑戦 中学生 
    見た目に拘る高校生
    作問に凝りだす大学生
    手筋をこねる修士生
    競技にはばたく博士生
    ああ、マニア誕生卒業生

2012年1月15日日曜日

将棋ソフトが米長名人をやぶる。

今朝の新聞によれば、前回11月2日の爺さんの予想は見事に外れて、将棋ソフトが米長元名人に勝った。

前回の予想を再掲載すると、

 「で、どちらが有利なんですか?」「もちろん米長棋聖の勝利間違いなし。傍目から見ても、優勢は間違いなし。絶対といっていい。八百長がなければね。」「大そうな自信ですね。天皇賞も外した癖に。」「まあ、見ておれ。人間の脳はそんな軟なものではないからな。」

勝利したのは、49歳の会社員が開発した「ボンクラーズ」というふざけた名前のソフトである。いや、本当に「ぼんくら」なソフトだと思っているからだろう。

爺さんの言い訳。米長名人は、名人といっても引退して8年になる老棋士。疲れがでると、ミスをする。コンピューターは、ミスをしないのが取り柄。それに今回のソフトは、勝機を逃さずに攻めるという攻撃アルゴリズムが付加されているようだね。

 来年はさらにアルゴリズムを強化して、プロの現役棋士に勝てるものにすると勝者の鼻息は荒い。その新しいアイディアもあるのであろう。来年の第2回電王戦が待ちどおしい。