2013年8月18日日曜日

超特大ジャンボ59重ナンプレ Q139 ☆5

超難問ナンプレ&頭脳全開数人パズル、隔月刊9・10月号(学研パブリッシイング、¥580)掲載のジャンンボパズル三冠王の一つ「59重ナンプレ」を自作「合体ナンプレソフト」で、ふさしぶりに解いてみました。

このソフトでは、全体の(57,81)の Candy matrix を作成して、次に示す59個のノーマル・ナンプレの番号の順番で解いていきます。


全体を6分割して、 (1)左上、 (2)左下、 (3) 中央上 (4)中央下、 (5)右上、(6)右下として、全部の Final answer を次に示します。

      
      (1)      

       (2)

(3)

(4)

(5)

(6)

黄色のセルの値が懸賞枠なので、このパズルの解答は、

           5+6+9+8+8+7=43

となります。

2013年4月22日月曜日

将棋ソフトが電王戦を制す。

爺さんがやってきたが、元気がなさそうだ。

「予想通り今回はコンピューターが勝ちましたね」と水を向けるがただ頷くだけだ。「どだい無理ですよね。コンピューターがこれほど進化してくると、人間が素手で立ち向かうのは。せめて薙刀ぐらいは持たしてやりたいですね」

昨日の大河ドラマ「八重の桜」で、八重は竹子に自信のある薙刀で敗れ呆然とする。剛力あやめがいう。「八重さんは鉄砲さ撃つから」。答えて竹子「薙刀には心があるから鉄砲なんか(何にもならない)」 その竹子も後に銃弾で倒れる。

爺さん曰く、「今日の朝日新聞の天声人語では、棋士同士の対決では、名前負けして自滅するようなことがあるが、電脳ではそれがないから強いというような言い訳が書いてあったよ」

「中国語でコンピュータのことを電脳なんていうけど、これは誤訳であるばかりか、あらぬ誤解を招きかねないですよね」と私。「コンピュータは単なる道具でその使い方(アルゴリズム)を考えるのは人間の脳ですからね」

「解説者のなかには、コンピューターは点で考えるが、棋士は先を読んで線で考えると言った人がいたがこれはどうかね」と爺さん。「将棋解説者だけでなく、コンピューター将棋協会の役員ですら、僕らには的外れなコメントをしているように思われますね。」「WordやExcelやDatabase Access を使ったぐらいの人がコンピュータで何ができるかを知っているつもりになっているのじゃないですかね」「コンピュータは馬鹿な奴なんですよ。でも正直もので、人間が教えてやらないと何もできない」


「第4戦までは、棋士は敗因なり、戦局をコメントしてるが、第5戦の三浦八段だけは「何故負けたのか分からない」とコメントしているがこれはどういうことだろう?」と爺さんは真顔で聞いた。
「これがGPS将棋の強さでしょう。結局コンピュータ将棋の強さは、豊富なDatabaseとそれを使いこなすアルゴリズムですから、三浦八段の頭にある譜面量とそれから引き出す想像力において、コンピュータが勝ったということで、もしGPS将棋だけで5戦全部戦っていたら、他の棋士も同じコメントを残して負けていたでしょうね。」

「GPS将棋と羽生名人と対戦したらどうなんだろうな?」と爺さんが聞く。「それはどちらが勝つか分かりませんよ。Databeseと言っても全部の組み合わせからみれば、ほんの一握りのものだし、名人の持つ創造力も計り知れないものがあるでしょうから。ただ、羽生マジックのようなものは、通じないでしょうがね」

「今後どこまで進化していくのだろうね。その内、第1手を打ったら、投了てな時代がくるかもね」と爺さん悪ふざけ。

「まさかオセロ・ゲームでもあるまいし」と、なぜか弱弱しく私は答えた。



2013年1月23日水曜日

ナンプレはアバター

「「アバター」という映画をテレビで見たけど気持ち悪かったな。どうして今の若者はこういうのを好きになるのか分からない」と爺さんはいう。

「興業成績一位とか言ってましたよ。やはりアニメの世界は、彼らの夢の実現ですから。」

「昔、裕次郎の映画をみて、映画館から出てくる若者はみんな肩を怒らせて歩いていたなあ。裕次郎が乗り移るんだよ」

「一種のアバターになったつもりなんですね。今は、インターネットやゲームの仮想世界で自分の分身をつとめ、活躍するキャラクターのことを指しています。」

「仏教では、真の世界の存在が、仮の人間界に現れる姿を、アバターラといい、権化とか化身とかに相当する」爺さんは大分勉強したようだ。

「現在われわれの住んでいる世界が仮想世界で、キリストやアラーの神の分身がキリスト教徒やイスラム教徒という訳ですか?」

「ヒンズー教では、ヴィシュヌ神が10のアバダーラを創造した。この世のゴーダ・ブッタのその一つの分身に過ぎない。現世と信じるこの世でさえも、なんだかわからない。」爺さんは両手を広げ、岡本太郎の古いギャグをいった。

「すると、小説や映画の主人公もすべて作者のアバターという訳ですね。」

「その通り、そう考えると、いじめによる自殺とかアルジェリアのテロとかは、小さな世界の些細な出来事であるということになる」

「すると、センター試験の問題やナンプレ・パズルもすべてアバターということになるのですかね」

「なくて済むものはすべてアバターなんだ。わかるかな。わかんねぇだろうなぁ。」爺さんはまた古すぎて誰もわからないギャグを持ちだした。



2013年1月21日月曜日

フリーソフトの公開

自作ソフトを他人に無償で貸与したり、インターネットで公開したりすることについて、色々な意見が出た。

 学生が音場解析のソフトをインターネットで見つけてきて、これを使って卒研テーマとして道路騒音の解析をやりたいと言ってきた。有償(1000円)で購入したのだという。解析結果の音圧レベルの分布がきれいに色付けして表示されるので、それが気に入ったらしい。数か月後自分でやった結果を持ってきたが、簡単な距離減衰の理論値と比較してみたら、直線にはならず正弦波形のような形になったいた。購入先の相手に聞いて見たが、知識不足のようで要領が得られなかった。

どこかで見たようなアウトプットの図だなと思ったら、昔自分が作ったソフトだった。相談にきた関係会社の技術者に好意で、提供したものだった。ソフトは、改定して他人にわたり、回り回って戻ってきたのだ。

研究部門の人の作ったソフトを無断で使って計算し、設計資料とした。客先から内容の矛盾を質問され、対応を求められた。

 どんなソフトでも、安易に提供してはいけない。かえって迷惑になる場合がある。無償でも提供した以上は、不都合が出た場合責任を取る覚悟がいる。単なる自己顕示欲で、公開すべきでない。

 あまりにも中途半端なソフトが多すぎる。ソフトの検証(Valification)やベンチ・テストを十分にやってから公開する。ソフトの詳細内容や特徴、背景にある理論、アルゴリズムなども明らかにする。

 

2013年1月16日水曜日

Excel マクロのいたずら

「日経パソコン」2013年1月14日号のニュース&トレンドに「数独のExcelマクロを有効にするとウイルス感染」という記事を見つけたので、Excel VBA 創世記の頃のことが話題になった。      

 昔、VBAソフトを作ったときには、他人に渡ってマクロが自分の仕事に使い易いように「書きかえられて」利用されて、不具合が生じたとき、責任を押し付けられて大変不愉快なおもいをしたことがある。それを避けるためマクロを使った、防御策を仕掛けておくことがあった。

 例えば、何回か使うとマクロが無効になるとかいった風な仕掛けをして置いたりしたな。悪気はないのだが、急に画面に警告が出るとか、メニュー・バーなんかが全部なくなってしまったり、画面がブラックアウトしたりね。ちょっと過激になると、ウイルスと呼ばれても仕方ないよな。

 まあ、Excel VBA のマクロ機能を使ったちょっとした「いたずら」が流行ったものだが、いまでは初期設定の段階でマクロが無効になっているから、フリーソフトでも悪意がない限り大丈夫さ。

 英国ソフォスは12月19日、数独と呼ばれるパズルの問題を生成する特定のExcel ファイルに、「マクロウイルス」が仕込まれていると注意を呼び掛けている。と書いてあるが、英国では、数独作問ソフトが出回っているようだね。お前も数年前、作問ソフトを作ったそうだが・・・

 ええ、one click で100問できます。各問毎に、レベルやパターンも選択できるものです。簡単なものなら、今ある問題のランダムな数字変換だけで新しい問題集が作れますよ。1~9までのランダムな数字を発生させるマクロを下に書いておきます。

 ところで、ソフトを公開しない理由は何故でしょう?

Sub input_random_number()
ReDim ax(9)
For i = 1 To 9
cont:
  Randomize
   aaa = Int(9 * Rnd + 1)
 For j = 1 To i
  If ax(j) = aaa Then
   GoTo cont
  End If
 Next j
 ax(i) = aaa
Next i
'
For i = 1 To 9
Sheets("Sheet1").Cells(2, 3 + i).Value = ax(i)
Next i
End Sub

2013年1月13日日曜日

第2回将棋電王戦を予測する

 珍しく新年早々に爺さんがやってきた。
「いや・・ おみでとう!」
「何ですか?その「おみでとう」というのは。まさか、巳年に引っかけたのでは?」
「あたりー。おめでとう」

「ほれほれ、これ見てみろよ。」と差し出した一切れの切り抜き記事。
「去年は、予想がはずれて大失態」米長邦雄永世名人の勝利を予測したにも関わらず、予想に反して、コンピューター「ボンクラー」に敗れてしまった。

「そのショックで永世名人は急逝した。」とまたもや、たちの悪いダシャレをいう。

その記事には、今年、第2回の棋士とコンピュータの対戦が、3月23日から4月20日にかけて開催されるという。今度は、本格的な戦いで、棋士は塚田九段を始め5名、ソフトも世界コンピュータ選手権に参加した5チームが団体戦で戦う。第一局から第五局まで、3勝するまで、一日一局で行われる。

「今年はコンピューターだろう」と爺さんは予測した。コンピュータ・ソフトは「ポカ」はやらないし、毎年、強くなることはあっても、弱くはならないからだ。

さて、第2回将棋電王戦如何なる結果となるのか、楽しみである。